火川恵斗のロジカルメモ

ポケモンについてあれこれ言っていく 新作楽しみですね。

電気鉢巻ヤダイナキバが"ヤンギ一強"の価値観を変えたお話

記者ケイトです。

構築記事とかではなく、自分の体験を元にした読み物って感じの記事でお送りしていきます。

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さて、論者の皆さんランクバトルは楽しんでますか。先日シーズン5が終わり、ディンルーやパオジアン等の四災ポケモンに息を切らした方も多いのではないでしょうか。

まだこのルールは続くということで、次シーズンにも活かすためにも、1人の論者が一つの答えに辿り着いたストーリーを紐解いてみたいと思っています。

・今期も強かったヤンギラス

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バンギラス@こだわりハチマキ

HA252D4 テラスタル:いわ

ストーンエッジ

かみくだく

ロックブラスト

けたぐり

 

シーズン序盤から最終日前日まで、鉢巻岩テラスヤンギラスを使いまくっていました。強すぎるので。B特化たべのこしヘイラッシャすら受け出せない岩テラエッジのサイクル破壊性能、結局使用率1位のカイリューのマルチスケイルを繰り出すだけで剥がせる、イーユイ、テツノドクガ等への安定感、ロックブラスト採用でみがわり等異教徒戦術を打ち砕くなど、役割対象の大渋滞が発生しており、過労死は免れない存在でした。

シーズン5においても苦手な地面タイプであるディンルーが登場したとはいえ、圧倒的役割範囲で出さざるを得ないことが多かったです。

なので、選出率が一番高いヤンギラスにヤケモン界最強アイテムのこだわりハチマキを持たせるのは間違いないと思っていました。

 

・ヤンギラスの調子=勝率

ヤンギラスは基本的にストーンエッジしかしません。選出率は役割対象が多すぎるので当然一位。つまりどうなるかというと…

 

ストーンエッジ当てないとめちゃくちゃ負ける

すばやさがイマイチ足らないこともあり、繰り出しからの処理は一体が限界

 

どうしてもこの2点が浮き彫りになってしまうんです。敬虔な論者であれば必然力とサイクルの導きで解決するんですが、論者として未熟であること、Sを軽視できるほどサイクル戦に付き合ってくれる対戦相手が多くないことにより、命中の不安定感とマッチング運に大きく勝率が左右されるという状態に至ってしまいました。

ダメダメな時は一試合に4回中3回エッジ外すなんて事もあり、ヤンギに依存しすぎてしまうとヤンギの調子次第で死ぬほど連敗してメンタル的にも大きく響いてしまいます。

 

・ヤダイナキバの役回り

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イダイナキバ@ブーストエナジー H228A252D28 テラスタル:フェアリー

ぶちかまし

インファイト

じゃれつく

はたきおとす

 

今シーズンはヤダイナキバに注目しており、シーズン序盤から割とヤーティ内に入っていました。主にバンギの苦手な新登場のディンルーに強く、受け出し困難な技範囲に火力があるので予想以上に活躍してくれました。ディンルーはフェアリーテラスタルでイダイナキバに打開してくることが多いですが、そうすれば岩の耐性がなくなるのでヤンギラスのエッジが通り、ディンルーのサイクルを崩しやすくもなります。

そのため主軸となるバンギラスのサポート的な動きが多かったのですが…

 

・ついにハチマキを賜るGreat task

ヤダイナキバ+ヤンギラスの組み合わせは環境にもマッチした良タッグなんですが、主軸がヤンギラスだと先ほどあげた命中問題も残ってしまいます。やはりヤンギラスへの依存度は減らしたいということで、メイン技の命中が安定しているヤダイナキバを主軸にしてみることに。

持ち物を、

バンギラス→いのちのたま

イダイナキバ→こだわりハチマキ

に変更。

こうして始まったマイレボリューション

 

・電気テラスという"答え"

イダイナキバに鉢巻を持たせて運用していると、はたきおとす+じゃれつくでゴツメカイリュー等もある程度見れたりする器用さはなくなってしまいました。その代わりにハッサムなど中速中耐久の等倍組は上からワンパン圏内にできたりとマンパワーは急上昇し、選出率は一気に上がりました。

なおイダイナキバはハバタクカミやテツノツツミ等、高速特殊アタッカーにめっぽう弱いため、他でのサポートが必須です。よく組み合わせるバンギラス+イダイナキバだと、その両方が受け困難になってしまいます。

そんな中ハバタクカミはせめて受け出せるようにと、構築の他のポケモンはテツノドクガ、アーマーガア、サーフゴーと、フェアリー耐性持ちを多く編成。ツツミはどうしようもないのでイダイナキバVSテツノツツミの時は妖テラスしてインファイトすれば一応(メガネ以外なら)耐えて倒せるんですが…

みがわり持ちのテツノツツミが多すぎて、インファイト撃ったところを透かされ、耐久減ったところにハイドロポンプでぶち抜かれる事態が大量発生。これはもう(みがわりアンチの自分にとっては特に)地獄だったので、耐久を下げずに奴を潰す策を練りました。

それが電気テラス+テラバーストです。

 

・キバ、覚醒

ヤダイナキバを電気テラスに変えてからは、じゃれつくがテラス一致で撃てなくなるのでここをテラバーストに変更。そしてはたきおとすは鉢巻だと連発するには微妙だったのと、カイリューへの打点は欲しかったのでアイススピナーに変更。

この頃シーズン最終日1日前でレート1900あたりから配信しながら潜っており、死ぬほど負けまくって順位で言ったら5000位くらいまで落ちていました。

半ばヤケクソなこの変更だったのですが、これが革命だったようで…

連勝を量産し、最終日直前には2000位あたりまで回復。そして最終日当日にはレート1900台への帰還すら果たしてくれました。

 

・電気テラスの強かった点は?

そもそもイダイナキバの電気テラスはそこそこメジャーで、そんなに意外なものでもないのですが、特にシーズン終盤は刺さっていた印象があります。その要因は。

・耐久を下げずにみがわりテツノツツミを対面突破 これは前述した通りです。

・飛行テラスカイリューの増加。初手に来る場合大体テラスでくるので電気バーストで返り討ち

・イダイナキバは元々耐性がそこまで優秀じゃないのでテラスタル時に失うものがあまりない。電気に切っても気になるのは地面抜群とステロ等倍くらいでした。

・イダイナキバは有利対面時に受け出しが効かないことが多く、打開テラスタルを読みやすい

具体的にはディンルーの妖テラスとかです。

そこを読んでドクガ等の妖耐性持ちに変え一致技で仕留めるなどがよく決まりました。

他には、初手キバVSジバコイルで後ろ受かってなさそうだったので水or飛行テラス読みの電気テラバブチ決めた時が一番気持ちよかったです。

・まとめ

今の役割論理を支えるヤンギラスの不安要素である命中と過労死問題をヤダイナキバがうまく解決してくれました。

これによりヤンギへの依存度が減り、すなあらしによるタスキ潰しやマルチスケイル潰しだけでも十分活躍できるようになり、勝率が安定してきました。

 

勿論ヤンギラスもできれば鉢巻が良いんですけどね。論者だけ鉢巻2つ持たせて欲しい。

 

長い文章でしたけど見てくれてありがとうございました。これからも論者として活動精進していきますので応援してくれたら嬉しいです。

ヤッナイ

 

↓最終使ったヤーティの細かい技構成とかです

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